デイサービスとクリニックの違いについて
この記事は就職を考えている学生さん、
転職を考えている現役のPTに参考になればと思い、
クリニックとデイの違いを経験からまとめてみました。
中規模 デイサービスについて
ここでいう中規模とは18名以上30名以下の1日の利用される施設の事を表しています
メリット
1.煩わしい人間関係に悩まない
:中規模ですと機能訓練士が一人か二人ぐらいみたいですので、
プログラムの進め方や指導方法で揉めたりすることもないので、
合う合わないのストレスが病院やクリニックよりも少ないと思います。
また理学療法士が自分だけで他の訓練士が他職種なら、
PT独自のこんなのも知らんの?あの学校出身なの?PTやっててこんなのもできんのか?などパワハラやハラスメントが起きることもないと思います。
個人的な見解ですが高校野球の不祥事、日大等を見てたらわかると思いますが体育会系出身はいじめやハラスメントの育成要因みたいなものです。
スポーツ経験者が認識・知名度が高い理学療法士は歪んだ教育を受けた高校から進路希望し、そのままパワハラ・アカハラ・モラハラを学校教育・実習でも受け、
現場で弱者(部下・患者・仕事ができないように見える人)に八つ当たりや自分が受けたことを発散します。
オーバーかもしれませんが、いじめやパワハラが原因の退職・転職をちらほら聞き、私は被害を受けた側なのでこのような意見をあげました。
人間関係で苦しんだ人からするとPTがいない、加害者側のPTがいないデイサービスで
は看護師や介護士、相談員、CMとは大きく人間関係に悩むことはないと思います。
2.訓練機材が充実している
:クリニックや病院でもリハ用用品は充実していたかもしれませんが、
デイサービスなどは比較的2000年以降に普及したサービスです。そのため。機材が新しくいいものもあり、また筋力トレーニングマシンはクリニックより遥かに充実していました。
デメリット
1.個別リハビリをする時間が少ない
:基本的に通所介護ではPTは機能訓練士として雇われるので、訓練の指導が主な仕事になります。また、デイサービスでは訓練は付加サービスと見られるため、リハビリ以外は介護に必要なトイレ誘導・お茶くみ・お話・書類作成に回されます。
だから圧倒的に時間が少なく、個別リハビリはクリニックと比べると全然できなくなりました。
徒手療法嫌いの先生なら向いているかもですが、私みたいに徒手療法を中心に生きてきた人間はもどかしいものがあります。
2.先生とは呼ばれません
:名誉や権威を重きに置いているPTは多いです。だから先生と呼ばれたり、PTが上で看護師や介護職は俺らより下だと思ってる態度のデカいPTは病院やクリニックにいました。
デイサービスはそんな権威的で傲慢な人間がいるとチームが回りません。
また、女性の職員が多いため横の関係が強いです。
偉そうにしたい人には向いていない職場だと思います。
クリニック勤務について
デメリット
1.マッサージ(ストレッチ)屋化している
:理学療法士のスキルって正直ピンキリですが、触察も検査もろくにできなくて硬い所のマッサージしかできない無能理学療法士がいるのも事実です。
私が勤めたクリニックは2所共にマッサージ屋みたいなものでした。
そのため既存のPT、柔整は評価も理論的な解釈ができないから、硬い所を揉む、ストレッチで伸ばすことしかできない連中ばかりでした。
私がよく受講するセミナーの講師はきちんと評価と情報の統合ができ、かつ適切な知識からの解釈とアプローチの選択が素晴らしいので、勉強するしないで差がつきます。
新卒の方は本物のセラピストになりたいならマッサージ屋化しているクリニックは行くべきでないです。きちんとリハビリ現場を見学して、マッサージをすることが当たり前になっていない所を選ぶべきです。
長く働いているとまた随時更新するかもです。