理学療法士だったヒーラーの日記 私のAtoZ

理学療法士だった頃の記事を残しています

触察は大事だよ

こんにちは。カフェオレオです。

今回、はてなブログでの始めての記事は、理学療法士に必要なスキルの一つである、

触察について述べていきたいと思います。

当然ですがPTが患者さんを評価ないし治療することが必要です。

あるヒーラーのように触らずに治療することもありますが、

(本当に触らずに症状の軽減ないし低下がみられました)

基本的にはきちんとした評価や治療を行うには正しく触る必要があります。

 

触察の思い出

私が以前新人用の※触診講座に行ったことがありました。

触察とは書いていなかったので触診としました。

受けていると触るだけのセミナーなので触察だと思うのですが・・・

 

少人数制で先生も複数おり、解剖のアプリを使いながら教えてもらいました。

そして次の日、とある先輩に触察ができているか確認してもらえと同期に言われ試してみました。

前日はできていたと褒められていたので大丈夫だと思ったのですが、

「本当にそれ~筋か!」、「そんなとこにあるわけないやろ!」、

「解剖がわかってへんからそうなるんや!」など(まだ乗せられる範囲のものを選んでいます)感情的に罵詈雑言と僕をわるく言われてきました。

後日、その講座の人と治療編セミナーの空き時間で相談したのですが、

その先輩PTが悪い、まだそんなこと言っていじめる人なんて今時いるんだと言っていました。

そして貰ったアドバイスは相手にしない、「じゃああんたきちんと触ってみろよ」と言い返すなど、あてにならない言葉でした。

確かにきちんと触れない後輩を触れるように指導できないということは、自分の思い込みで何がいいか悪いかもわからず僕を侮辱していたと思うので、そこまで傷つくことはないかもしれません。

けれども今だからわかる怒られた原因は、きちんとできているか見てもらえず、

馬鹿みたいに簡単な、筋腹部分のみの触察だけ。

難しく、かつ他の筋肉と区別がつきにくい、

起始・停止部は曖昧なまま終わったセミナーだったので、

触り分けができていれば問題なかったと思います。

触察について言いたいこと

  1. セミナーはきちんとしているところを選ぼう
  2. できたつもりにならない、マスターまで300時間はかかると思え
  3. 触れたら評価できる、治せる

1についてですが、上記の僕のようにできていないのにできていると言われ、

後日いじの悪いPTに怒られて気分を害したくないのであれば、

セミナーと教わる先生は選んだ方がいいと思います。

周りにいいセミナー、ないし行こうとしているセミナーの評判聞いてみる

など行動した方がいいと思います。

教わる先生ですが、きちんと解剖学的に説明できる人がいいですね。

本に書いてあるや、そんなとこにどうのこうのなど、曖昧でなんとなくの説明しかできない人は解剖がわかっていても、触察ができていない、ないし自信がない人なので、

その人から私だったら教わろうとしません。

2についてですが、これは別のセミナーで知ったことなのですが、ある病院の新人の先生は朝に触察の練習を1時間行い、それで約2~3年かかるみたいです。

多くの労働者の年間の業務日数を考えると大体300時間かなあと思いました。

なので、セミナーで触れていると言われても、毎回できるとは限りませんし、触れても触り分けや区別ができていないかもしれません。

まあローマは1日にしてならずというぐらいなので、地道に触ればわかってくると思います。

3ですが、ある治療概念によりますと、起始部と停止部ないし筋腹部をきちんと触れたら治せる技術があります。

そして各筋の触り分けができると、何が悪いか評価ができて、

そこから根本的に悪い所を考えることができて、より再発を防げる根治療法ができてくるでしょう。

実際私も、どこが悪いのか触れると、いいところと悪い所の差もわかってくるので、

なぜ悪くなったのかも評価できます。

ちなみに触るだけの治療は解剖を復習と触察の数をこなすのが大変でしたが、

下らない揉み解しをする必要が減ってきました。

なぜなら触るだけで痛みをとったり、可動域を変えることができるから。

 

最後の一言

 まあこのブログを書いたのも触察のセミナーに行ったからなんですよね。

そして、前に行った所と質が全然違う!

と思いブログにしました。

いやはや、若い講師とベテランの講師とでこんなにも違うんだなあと思いました。

 

 

それでは!!