理学療法士の日記 私のAtoZ

理学療法だけでない理学療法士の日記を届けます

理学療法士として治療について語ってみる。

「cure」この言葉は日本語に治すと
僕の元々あったイメージでは

「治す」というイメージが強い。

 

けれどもこれは動詞を
訳したものです。

 

自動詞の訳は

「治る」

そして名詞訳は

「回復」「治癒」「治療」

になります。
(今回のネックは治療なので
それ以外の訳は割愛させて頂きました)

 

様々な意味をもつcureですが

今回は主に治療について
書いていきますので、

よければ最後まで

見てください!

 

 患者さんは治る

全ての疾患に当てはまるとは
言えませんが、
リハビリが必要な患者さんは

僕の経験上治ります。

よく、実習先の病院のPT達は、

僕らが治したんじゃない、

患者さんが治ったんだよと言います。

 

確かに、人間には自己治癒がありますし、
僕らは患者さんを治す、きっかけや
手伝いを行う仕事だと、
今のところ思っています。

 けれども、それだけだろうかと
思いました。

そんなに、手伝うことが大事なのだろうか。

もし治るのが患者自身によって決まるなら、

PTも治療家も誰がなっても一緒じゃないか

そう思う時期もありました。

でも、誰がなっても一緒じゃない。

PTも治療家の仕事もなくならないと
僕は思っているので、
その理由と治療についても書いていきます。

 

治療が必要な理由

 あるセミナーで学んだことですが、
全くの無介入の患者さんと、
理学療法を介入させた患者さんでは、

理学療法を介入させた側の患者さんが
ROMの向上、疼痛緩和の
効果が見られたと言われていました。

 

この他にも、理学療法などの
治療介入による治療効果を知っていますが、

これだけで、治療が必要とは思えません。

そもそも治療って必要なのか?

骨折や脳卒中を経験したことが
ない人でも、

頚痛、肩こり、腰痛、膝痛
など経験したことがあると思います

これは断言できます。
絶対です。

四苦の病がこれらに当てはまるので、
生きている以上、人間である限り、
病や疾患、痛みを経験したことがあります。

ではなぜ昔痛くても、
今痛くない人がいるのか、
そこには、自己治癒だけでなく、
自分で納得のいくレベルまで
症状が改善しなくて、
治療を受けた人がいると思います。

 

治療をやっていてよかったこと

多くのPTや治療家の方たちが、
ありがとうを聞けて頑張ってる

という声を聴いたことがありますが、

僕はありがとうを言われる、
これからも言われたい

と思って治療している訳じゃないんです。

ありがとうといわれるに越したことは
ありませんが、ありがとうと言われるためにするのとはまた違います。

感謝される方法はいくらでもあると思います。

では僕がなぜ治療するかと言うと、

自分では治せない人を
治すためだと思います。

人間できることに限りがあります。

その中で、僕が夢中になれて学べたことは、
あんまでもリハビリでもなく、
治療なのです。

自分が学んできた知識と培ってきた技術で

痛みをとる、動かせるようにする
そしてその人のQOL向上のきっかけを
つくることができます。

僕よりも確かにすごい人はいます。

けれども、縁ときっかけと理由があって、
僕の治療を受けにきた人がいます。

昔はもっとすごい人がいるのにと
劣等感に悩んでいた時もありましたが、

今では、自分のこの治療で
来院前よりも、昨日より、
そして一番つらかった時よりも
治せる、治してみせると思って、
治療していました。

そのかいもあって、
患者さんの痛みが減り、
歩き方も変わり、体力が向上し、
変化を見せることができました。

変化、それも良い変化。
治療を行い、それで結果をだせる。

それが僕の治療をやって良かったこと

 

僕はPTなのか治療家なのか

 もし僕が得意のカイロやオステオ、
ラニオに特化した技術ばかり
患者さんに処方すると、

僕はPTというより治療家であり、
リハビリをしているとは言えない
と思います。

 いずれリハビリについても
書いていきますが、
僕がやっている治療も、
前の職場で自分以外の全員が
依存しきっていたマッサージも
リハビリじゃないと思います。

けれども、結果としては、
患者さんは機能回復、能力向上、
人によってはQOLの向上とつながり、
リハビリになっていました。

僕は理学療法も好きなので、
歩行や動作分析、物理療法を使った治療、
統合解釈もよく使います。

理学療法と徒手療法を併用して
自分と相手が求めるものをつくっていく。

それが僕の治療、もといリハビリスタイルです。

だから僕はPTである以前に、
治療家でもあると思います。

9/23追加

下記の記事では理学療法

cureではなくtreatだと述べられています。

けれども、僕が好きなカイロテクニックや

医師たちが行う医学はcureになります。

 

第56回『本当に理学療法は治療なのか?』|理学療法士のためのクリニカルリーズニング入門